信仰と日本人

相性占いのような、人間にとってどうにもならないことを、根底に据える日本人の考え方は、世界でも珍しいものといえるのかもしれません。もともと古代においては、どの国の人でも、同じように考えてきたものかもしれません。しかし多くの国で、そのような、単に他力本願的な考え方は改められ、より努力を中心とした考え方に、移行してきた経緯があります。

宗教においても、昔は日本のように、他力本願的な「神」が、どの地域にも存在したものでした。しかし仏教や、キリスト教に見られるように、「修行」や「信仰」を努力して行うことにより、人間の運命は、自分で変えることができると、多くの国民は、考えるようになりました。

日本においても、もちろん仏教は、大きな影響を社会に与え、実際に仏教を信仰する人も、日本に少なくありません。しかし社会全体としてみれば、仏教を信仰し、真剣に修行や、またそれに類するものを行う人は、日本には非常に少ないといえるでしょう。葬祭行事としての仏教はあるけれど、精神的な影響力は、仏教はほとんど持たないといえるでしょう。日本人とは、何とも稀有な国民であると、世界の中から見てみれば、言えるのかもしれません。

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努力より相性

相性占いが、日本人のあいだで、これほど広まっているのは、意外なことではないでしょう。日本人は多くの物事について、他力本願的なものの考え方をします。もし何かがうまく行かなかったとしても、「自分の努力が足りなかった」と考えるより、「運が悪かった」と考える傾向が強いようです。運は、自分の中に存在するものではありません。自分以外のところに運が存在し、運が良い悪いを、人間はどうすることもできない。運ということには、そのような考え方が、根底にあるといえるでしょう。

何かがうまくいっても、「自分が努力したためだ」とは、多くの日本人は考えません。そのようにはっきり口にすると、人から嫌われるだけでしょう。それよりも、「皆さんのおかげです」「運が良かっただけです」と言ったほうが、何かと人間関係の角が立たないことになります。それは日本人の考え方を、強く示すものだといえるでしょう。

相性も同じでしょう。相性という、自分にはどうにもならないことに、人間関係が支配されていると考えることにより、日本人は、物事を円滑にすすめることができる。関係が切れても、相手も自分も悪いのではない。悪いのは相性である、ということになるわけです。

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他力本願の日本人

相性占いが日本人に大きく広まっていることは、日本人の他力本願的な考え方と、大きく関係があるといえるでしょう。物事が、もしなにかうまく行かなかった時、その原因をどこに求めるかは、それぞれの国民により異なるものかもしれません。

アメリカ人など西洋人は、物事の結果に対し、あくまで自分の努力が足りなかったと考える傾向が強いようです。西洋人は、何でも自分を中心に、モノを考える傾向が強いといえるでしょう。それはあまりにも自分中心で、苦しくなるところもありますが、しかし逆に、潔い態度だといえるかもしれません。自分の努力や才能により、どんなことでも可能になると考えることは、人間に夢と希望を与えることになるのは事実でしょう。そしてもしうまく行かなければ、努力や才能が足りなかったということです。

しかし日本人の場合には、自分以外のものに、原因を求めることが多いといわれます。よくあるのは、神様です。日本人は古来、様々な自然現象を、神様に例えてきました。人間は、神様にはかなわない。たしかに地震や津波のような、大きな天変地異は、誰にもどうすることもできません。天災の多い日本だからこそ、生まれた考えなのかもしれませんね。

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相性により人間関係が決められる

相性占いが、日本で広く広まっているのは、よく知られています。日本人は、誰かを好きになったりすると、すぐに相性を調べてみたり、したくなるところですよね。本来、自分の意中の相手と、うまくいくかどうかは、自分の意志や努力にかかわる問題であると、捉えられることが普通でしょう。例えば結婚生活を考えてみても、それが破綻した理由は、お互いの努力不足が原因であることが、実際のところ少なくないはずです。

ところが日本では、離婚原因の最大のものとして、「性格の不一致」があげられます。すなわち相手と、相性が良くなかったから、離婚したというわけです。これは世界でも、珍しい国民性だと言えるのではないでしょうか。

相性とは、自分の努力と関係ないところで、相手との人間関係が形成されるという考え方です。「人脈」などという考えとは、対極的であるといえますね。人脈はあくまで、自分で作り、広げていくものです。あくまで主体的な、自力本願の意味合いがあります。しかし相性は、相性という、捉えがたい、自分ではどうにもできないものにより、人間関係が支配されるという、極めて他力本願的な考え方だといえるでしょう。それが日本人の国民性なのでしょう。

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占い好きの日本人

相性占いが、ここまで広まっている背景には、やはり占い好きの日本人の気質が、関係しているといえるでしょう。占いは、もちろん世界中にあります。中国にも伝統の易経がありますし、西洋にも占星術があります。その他どこの国にでも、占いは存在するのは事実でしょう。しかし日本人は、世界でも特に、占いが好きな国民だといわれます。

何しろ血液型で、占いをするというのは、日本人だけだと言われています。血液型はもちろん、どんな国の人にも存在するわけですが、それを占いに仕立て上げてしまうのは、日本人だけだというわけです。

しかし血液型に関しては、多少情状酌量の余地もあるでしょう。血液型が、A、B、O、AB型の4つとも、それぞれある割合で存在する国は、それほど多くないといわれます。国によっては、インドなどのように、ほとんどがB型ばかりであるところもあるのだとか。全員がおなじ血液型であっては、それは血液型で占いをすることも、できはしないでしょう。日本人が、4つの血液型それぞれを持っていることは、日本で血液型占いが誕生するための、前提であるともいえるでしょう。ただしもちろん、それだけでなく、日本人が占いが好きなのは、たしかに事実かもしれません。

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