努力より相性

相性占いが、日本人のあいだで、これほど広まっているのは、意外なことではないでしょう。日本人は多くの物事について、他力本願的なものの考え方をします。もし何かがうまく行かなかったとしても、「自分の努力が足りなかった」と考えるより、「運が悪かった」と考える傾向が強いようです。運は、自分の中に存在するものではありません。自分以外のところに運が存在し、運が良い悪いを、人間はどうすることもできない。運ということには、そのような考え方が、根底にあるといえるでしょう。

何かがうまくいっても、「自分が努力したためだ」とは、多くの日本人は考えません。そのようにはっきり口にすると、人から嫌われるだけでしょう。それよりも、「皆さんのおかげです」「運が良かっただけです」と言ったほうが、何かと人間関係の角が立たないことになります。それは日本人の考え方を、強く示すものだといえるでしょう。

相性も同じでしょう。相性という、自分にはどうにもならないことに、人間関係が支配されていると考えることにより、日本人は、物事を円滑にすすめることができる。関係が切れても、相手も自分も悪いのではない。悪いのは相性である、ということになるわけです。

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